■ 「北朝鮮のミサイル発射」のニュースを、Twitterでリアルタイム追跡してみた (メディア・パブ)
を読んで。
並行して、「ロケット」、「ミサイル」あるいは「北朝鮮」のキーワードでTwitter Searchの日本語検索も行ってみた。発射後、20分を過ぎてもニュースに関する投稿が見つからない。調べ方が間違っているのかな? ニュースソースが日本なのに、日本語のTwitterは静まり返っている。12時5分頃にようやく、次に示すように数少ない投稿が現れたぐらいである。
と書かれているのですが、個人的に昨日お昼12時前後はこの問題で盛り上がっていた印象がありました(盛り上がる、という表現は不謹慎かもしれませんが)。例えば以下は、buzztter の昨日PM12:05の Twitter 投稿です:
ご覧のように、単語の全てがミサイル発射がらみのものとなっています。「スープカレー」は違うだろって?残念、これはテレビ各局が発射を報じる中で、テレビ東京だけが特番に切り替えず『太一×ケンタロウ 男子ごはん』でスープカレーを作り続けていたため、それを揶揄する発言が相次いでいたからなんですね。というわけで、これも立派な関連単語と言えるでしょう(笑)
ともあれ、既にコメントやはてなブックマーク等で指摘されているように、Twitter Search は日本語に関してあまり精度が良くないことが「あまり発言が無かった」ように見える原因だと思います。逆に以前WBCで盛り上がった時には「WBC」というアルファベットで検索できたことで、盛り上がりが可視化されたのではないでしょうか。しかしある程度その辺りが改善されたとしても、日本語は様々な言い回しが可能ですから(今回も「打ち上げられたもの」を指す言葉としては「ミサイル」「ロケット」「テポドン」「飛翔体」「人工衛星」など複数存在していますよね)、Twitter 上でのトレンドを正確に把握するのは難しいんじゃないかなぁと思います。
そして、そんな「検索のされ難さ」が
どうも日本では、ブログが個人的な日記が中心のように、Twitterも個人的なつぶやきに人気が集まっているのだろう。米英を中心に英語圏では、Twitterがニュースメディアとしても浮上してきているようだが、日本でもその流れが生まれてくるのだろうか。
という評価がなされる一因にもなっているのかな、などと感じます。で、これを変えるには、日本でもハッシュタグ(#missile のように、「#」プラス「単語」でタグを付ける行為。当然ながら同じテーマについての発言が検索しやすくなる)を定着させる必要があるのかなと思ったりして。もちろん誰もが誰も常用するなんて状態はあり得ませんが、自分の発言を皆に拾ってもらいたい場合には分かりやすいタグを付ける、なんて配慮があってもいいかなと。
しかしあえて Twitter を「万人が等しく情報を受け取る」ニュースメディアにしなくてもいいんじゃないの、という考え方もあるでしょうね。今回も「いや、自分のタイムラインでは盛り上がっていたよ」という人がいるように、自分のネットワークの範囲内で情報を受信/発信できるというのが、Twitter の価値の1つだと思います(もちろん公開アカウントであれば誰でも見れるわけですが、受発信しやすいのは自分のネットワーク内という意味で)。ブログのように、最初から不特定多数の人々に情報発信することを念頭に置いたツールとして位置付けなくても良いのではないでしょうか。
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