「百年に一度の危機」ということで、企業や自治体から失業者に対して様々な支援が行われています。以前ご紹介した「FedEx Kinko's が履歴書無料印刷サービスを実施」というのもユニークな取り組みでしたが、こちらもなかなか興味深いかも:
■ Free fitness classes for the unemployed (Springwise)
タイトルの通り、失業者に対して無料のフィットネス教室が行われたという記事です。場所はドバイの Jumeirah Beach というビーチ:
ご存知の方も多いと思いますが、ドバイでは不況の影響で多くの建築プロジェクトが中止となり、大量の建設作業員が解雇されています。その一人である26歳の Alex Light さんが始めたのが"Bad Times Bootcamp"。みんなでビーチに集まって体を鍛えるとともに、失業者同士で情報交換しようという趣旨だそうです。日本で今年初めに話題になった「年越し派遣村」のドバイ版、といった感じでしょうか。
というわけでフィットネスは口実のようなもので、実際には集まって協力しようというのが趣旨だと思うのですが、「ついでに体を鍛えよう」という発想は面白いと思います。次に何の仕事をするにせよ、健康が大事なことには変りませんから、冗談を抜きにしてこうした機会は大切ではないでしょうか。もちろん職業訓練や職の斡旋が最重要なのですが、キンコーズが提供したような「無料履歴書印刷サービス」のように、もっと様々な支援策があって良いはずですよね。
>大量の建設作業員が解雇されています。
今まで仕事で毎日体を動かしていた人が、解雇された途端に
体を動かさなくなって運動不足と肥満が大きな問題になって
いたりするのかも。
私も派遣切りされてからは運動不足は大きな問題の一つです。
仕事がある時も運動不足とストレスは大きな問題なんだけど。orz
投稿情報: とおりすがり | 2009/05/31 17:36
とおりすがりさん、コメントありがとうございます。
> 今まで仕事で毎日体を動かしていた人が、解雇された途端に
体を動かさなくなって運動不足と肥満が大きな問題になって
いたりするのかも。
確かに「仕事=運動」となってしまっている方も多いかもしれませんね(自分も人のことは言えません)。仕事が無くなることで体も動かさなくなり、ストレス発散もできない……という悪循環が生まれているかもしれないと考えれば、この「無料フィットネス」というアイデア、バカにはできないと思います。日本でも同じような取り組みが出てくると良いのですが。
投稿情報: アキヒト | 2009/06/09 12:59