最近、ヒゲをそる姿を娘にのぞかれています。僕が風呂場にいると、「おとうとん(※お父さんの意)なにしてるのー」と言いながら不思議そうに見つめているのですが、その時感じるのは「恥ずかしい」という感情。鏡の前でカッコつけているところを、家族に見られたときの恥ずかしさといった感じでしょうか。そんな僕が、まさか赤の他人(それも大勢)に見つめられながらヒゲをそる日がやってこようとは……。
ということで長い前フリでしたが、今日はナショナルが9月に発売する「新型ラムダッシュ(電気シェーバー)」の体験会に参加してきました:
■ ナショナル、メンズシェーバーなど4製品を9月から発売 (家電Watch)
今日発表されたのは、電気シェーバー「ラムダッシュ4」と、その他の男性用美容器具。体験会の会場となったのは、銀座にある「クラブ ロマンティコ」で、なんだか「電化製品」の発表とは思えない雰囲気でした。
会場には「ラムダッシュ4」とその他美容器具の実機が置かれていて、一通り解説を受けた後、「実際にやってみましょう」ということに。体験するのはいいのですが……周囲にはコンパニオンのお姉さんを始めとして、大勢の人々がいます。しかも場所は銀座のクラブ。こんなところでヒゲをそれと!?
さらに会場には、よくテレビで見るような「肌を拡大して見る装置」があるではないですか。当然それを使って、「使用前」「使用後」を比較することになり、本気でシェービングせざるを得なくなりました(僕の肌の拡大画像を載せようかとも思いましたが、グロテスク極まりないので自主規制しておきます)。ラムダッシュ4、しかも最上位機種を手渡された僕は、衆人環視のもと黙々とヒゲをそります……ああ、他人にヒゲそりの姿を見せるのが、こんなに恥ずかしいことだったとは。
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この恥ずかしさの源泉は、いったい何なのでしょうか。先ほど「鏡の前でカッコつけているところを、家族に見られたときの恥ずかしさ」と書きましたが、僕はそれが「男が身だしなみを気にすることに対する違和感」のような感じがします。男のクセに、ツルツルの肌を目指すなんて……そんな風に思われてる感じがするわけです。
もちろん実際には、そんなことはありません。男性だからキレイな肌だっていいわけですし、実際美容に気を配る男性は増えています。例えば今回、男性用の製品が発表された「毛穴吸引器」は、松下さんの調査では女性用器具のユーザーの1割程度が男性だと見られるとのこと。店頭で「女性が使うもの」として売られていて、色もピンクや緑など可愛らしいものが中心の製品を、男性が買って使っている -- だとしたら、「男性も手に取りやすい美容器具」があれば、ユーザーはもっと拡大することでしょう。
例えば今回発表された製品の中に、毛穴吸引器と超音波美容器があります。どちらも女性用としてはメジャーな器具ですが、男性用向けにはまったく新しいもの。そこで両製品(毛穴吸引機「スポットクリア」と超音波美容器「ソニックシェイプ」)は、シルバー系の落ち着いた色となっており、完全に「男性向け」であることがアピールされています。また形状は整髪剤のスプレーのようなデザインで、洗面台に置いてしまえば違和感を感じません(以下は「スポットクリア」の紹介画像)。
実際、今回の発表会で一番インパクトを受けたのが、実はこの両機でした。ヒゲソリの横にフツーに置かれてたので、小型のシェーバーかなと思ったのですが、実は「女性向け」だった美容器とのこと。スポットクリアは体験までさせてもらったのですが、意外にハマりそうです(お前がかよというツッコミはいりません)。「男性向けです」「男性が肌を気にするのは普通なことです」とはっきりアピールしてくれている器具があれば、こういった美容器具を使い始める人は増えるのではないでしょうか。
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ちなみに先ほどの「ラムダッシュ4でのヒゲそり体験」ですが、僕は恥ずかしさのあまり、1分でそるのを止めてしまいました。なぜ時間が計れたのかというと、ラムダッシュ4の最上位機種には「ただいまのヒゲそり時間」を表示する機能があって、こんな風に手元の液晶で確認することができるのです(その下に表示されているのは充電残量):
これは面白いかも。将来的には是非ネットと通信して、自動的に毎日のヒゲそり時間ログをアップロー(以下省略)……で、1分間だけのヒゲそりでしたが、劇的にそれていましたよ!実は実生活では使い捨てカミソリ派の僕なのですが、この新型ラムダッシュは欲しくなってしまいそうです。
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