あまり話題にはなっていないようですが、Googleの検索サービスに2つの機能が追加されました。
まずGoogle.comから。
グーグル、フライトスケジュールを表示する新機能を追加(CNet Japan)
検索キーワードとして2つの都市名、もしくは空港コードを入力(ただしアメリカ国内の都市/空港に限定されている模様)すると、検索結果画面に出発日と帰着日を入力するボックスが表示されます。それぞれの日付を入力して、Expedia、Hotwire、もしくはOrbitzのいずれかの手配サービスを選択すれば、後は選択したサービスのサイトでフライトスケジュールが確認できます(下がそのスクリーンショット)。
そしてGoogle.co.jp。計算機能が強化されたというニュース:
「30坪は何平米?」Google日本語電卓がパワーアップ(ITmedia)
例えば「4/3*π*地球の半径の3乗」「1024を2進数で」「6フィート10インチ」「30坪は何平米?」「1ユーロをノルウェイのお金で」など、計算や度量衡換算を自然文風の入力で行えるようになっている。
とのこと。例えば以下のように、ガロンからリットルへの換算なんかもやってくれます。
さいきんはもっぱらGoogle Baseなど、検索以外のサービスで話題を呼んでいるGoogleですが、根幹にある検索機能も改善を続けていることが分かります。僕はむしろ、こちらのニュースの方にGoogleの底力というか、「あらゆる人が情報にアクセスできて、利用できるようにする」というミッションに対する本気度がうかがえるような気がします。情報をどう整理し、インデックスするかという情報のいわば「入口」だけでなく、人々が使いやすいインターフェースを考えるという「出口」もちゃんと考えている、その現れではないでしょうか。
今週号の日経ビジネスにはGoogleとAmazonの特集が組まれ、その中でいかに検索が人々の生活に密着するようになったかが描かれています。これからますます、検索エンジンに対する期待は高まるのではないでしょうか。今回のフライトスケジュールや計算のように、旅行サイトや電卓を使うのではなく、まずは検索という人も増えてくるでしょう。
あらゆる「情報」へのポータルというと言い過ぎかもしれませんが、例えば「近所のTSUTAYAは何時まで開いてるんだっけ」とか「今日はカツ丼とショートケーキを食べたんだけど、何カロリーぐらいになるんだろう」などと言った質問にも正しく検索してくれる--もしくは別サイトにジャンプしなくても、検索結果表示画面ですぐにその解答を表示してくれる--ようになるかもしれません。
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