昨日は朝日新聞のRSSリーダー紹介記事にいちゃもんをつけてしまいましたが、ある意味RSSという技術の分かりにくさが問題なのかも。そう思っていたら、MicrosoftのScoble氏がこんな記事を書いていました。
Scobleizer - Microsoft Geek Blogger » RSS usability sucks
シアトルで行われていた、Blog Business Summitの席上で、RSSの使いにくさが話題になったようです。確かに最近は、RSS/RDF/XMLという名称の不統一に加えて、「My Yahoo!に追加ボタン」「Bloglinesに追加ボタン」など、個別のRSSリーダー毎に追加ボタンが容易されていたりします。
また僕はFireFoxを使っているので、RSSを配信しているサイトなら右下にマークが表示されますが、IE(少なくとも現バージョンでは)は何のサインも表示してくれません。これでは「RSSが配信されているかどうかも分からないまま、大量のテキストの中からRSSフィードへのリンクを探す」という自体になってしまいます。
この問題が解決されるまでには、「RSSフィードを簡単に取得する方法の業界標準」なんてものが生まれるまで待つしかないのでしょう。逆に業界標準が生まれていない今なら、画期的な技術や方法を考え出して、デファクト・スタンダードを狙うチャンスかもしれません。
個人的には、RSSの有無に関わらず、ワンクリックでそのサイトを購読できる(RSSがあればフィードを取得、なければ差分を定期的に確認する)ブラウザが開発されれば人気を呼ぶと思うのですが。ついでにWEB型RSSリーダーと連携していて、登録しておいたリーダーに即座に追加するなんて機能があれば便利ですね。こうなると、なんだかFlockみたいな「WEBサービスとブラウザの連携」という概念に発展しそうですが。
ちなみにうちの会社では、Scoble氏が推奨するBBC方式(RSSアイコンの隣に「RSSとは?」という説明ページへのリンクを置く、以下のスクリーンショット参照)を採用しています。もちろんこの記事を読む以前から。Microsoftのお墨付きをもらえたようで、ちょっと嬉しいですね。
追記
おなじみMemeorandumで、この記事に対するDiscussionが上がっていますので、いくつかリンクしておきます:
Is Subscribing too hard? (Smalltalk Tidbits, Industry Rants)
RSS usability (again) (Alex Barnett blog)
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