Blogosphereに飛び交う情報を分析して、企業に対する評判の傾向を掴もうという動きが本格化していますが、IBMがその関連ソフトを発表したというニュース:
ブログ監視で企業のイメージ診断、IBMがソフトウェア発表(ITmedia)
IBMは11月7日、企業が自社のイメージをきちんと把握するためにブログ、Wiki、ニュースフィード、一般消費者によるレビューサイト、ニュースグループ、およびそのほかのコミュニティーによるコンテントなどを監視、分析するソフトウェアを発表した。
とのこと。詳しい分析内容は不明ですが、記事には
肯定的か否定的か、あるいは中立かを判断するほか、ディスカッションのホットトピックスを特定する。例えば、このソフトウェアを利用して特定の新車について監視することで、燃費や収容能力、安全性などについての反響を得られるだろう。
という部分があります。BlogWatcherのようなポジティブ/ネガティブの傾向が把握できたり、Kizasiのような頻出語のチェックが可能になるのでしょう。また多言語テキスト解析ツールも導入しているようですので、日本語版もいずれ出てくるのではないでしょうか。
ちょっと時間がないので、他の類似ツールとの比較ができないのですが、国内/海外の関連ソフトを集めて比較分析してもおもしろそうですね。またIBMではソーシャルネットワーキング技術の研究にも取組んでいるとのことで(関連記事「ナレッジ・マネジメントのインフラとしてのSNS」のコメントもご確認下さい)、いずれ社内ブログ・社内SNS上の世論分析ツールなんかも出てくるかもしれません。
ところでこの記事、締め方がナイスです。
もちろん、IBMは早期導入企業の反応を見るためにPublic Image Monitoring Solutionを利用する。
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