サービス設計でペルソナを作る際に参考になるかと思い、Tokyo Graffitiという雑誌を買ってみました。ちなみにこの雑誌もSNSと連動していますので、興味がある方は以下の記事を読んでみて下さい:
ガイアックスがグラフィティマガジンズと提携し、雑誌と連動した投稿型ソーシャルネットワーキングサイト「graffiti(グラフィティ)」のサービス提供を開始
残念ながらこのSNSは招待制(誰か招待して下さい!)。なので雑誌紙面だけをパラパラと見ていたのですが、面白いことを見つけました。「未来の自分に贈りたい映像は何ですか?」というコーナーがあったのですが、この質問に対して、32名の回答者のうち22名(つまり約7割)が「○○してる自分」と答えているのです。逆に昔の自分の映像を見たいか?と質問されたら、すぐに「はい」と答えられる人は7割もいないと思うのですが・・・いまの自分が思うよりも、過去の自分は未来の自分に向けてメッセージを伝えたいようです。
ブログはそのような「未来の自分に残すメッセージ」のメディアとなるのでしょうか。Podcasting/Vodcastingも活用すれば、音声や映像を簡単に残すことができます。もしブログシステムに対する信頼性が上がり、長期間メッセージを保管することが可能なのだという理解が広がれば、多くの人が「未来へのメッセージ」のプラットフォームとしてブログを活用するようになるかもしれません。
多くのブログシステムでは、投稿時間をセットできるようになっています。例えばこれを利用して、「10年後の結婚記念日にアップされるエントリー」なんてのも実現できるかもしれませんね。RSSリーダーを活用すれば記事を見落とす心配もなくなりますから、記念日のリマインダー機能として男性の間で人気になったりして・・・。フローな情報、つまりその時の素直な気持ちや感情、素顔をブログに残して、ストックできるようになったら、時間を越えるコミュニケーションツールとして認知されるかもしれません。
10年後、20年後までこのブログのデータが残っていたとしたら、それを見ている自分は何をしているのやら。
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