今日の日経産業新聞19面に、「欲しい情報手に入れたいなら・・・ネット検索の腕磨け」という記事が掲載されていました。(残念ながらいつものようにWEBには公開されない記事なので、ご興味のある方は駅売店などで手にとってみて下さい。)
内容は既にネットを活用している人にとってはごく当たり前の内容で、「とは」検索などのテクニックや、イメージ検索、地図検索などのサービスが解説されています。(ただ、「ブログ検索」ということでテクノラティまで紹介されていたことには驚きましたが。)
この記事が象徴するものはいろいろあると思うのですが(既に検索というものが生活の一部になっていることの現れだとか、いかにブログが身近な存在になりつつあるかとか)、僕が一番感じたのは「一般の人々はまだこのレベルなのだ」ということ。それは悪い意味ではなく、むしろサービス提供者の方が先に行き過ぎているのでは、という意味で「このレベル」という言葉を使いたいと思います。
Web 2.0などの「次世代型」ウェブサービスに触れ、自らもその提供者として何ができるかを考えていると、思考が先へ先へと進んでしまいます。それはもちろん必要なことですが、サービスは自分自身がenjoyすればよいわけではなく、あくまでもエンドユーザーを幸せにすることが目的です。それを使ってくれるユーザーの視点に立ち戻らなければ、Web 2.0は結局何も生みはしないでしょう(geekだけにウケてればいい、というなら問題ありませんが)。
その意味で、今日の日経産業新聞の記事「ネット検索の腕磨け」を読んで、まだ一般のユーザーはこのレベルにいるということを改めて意識しなければと感じました。逆に言えば、このレベルの人々が操作を意識しなくても良いように、サービスは設計されなければならないと思います。
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