今朝の日経産業新聞に、携帯電話向けに「声でブログを呼び出すサービス」が始まるとのニュースが載っていました:
声でブログ呼び出し--アドバンスト・メディア 携帯向けサービス(日経産業新聞2006年1月31日、第21面)
例によってWEB上の記事はなかったのですが、CNETに同じニュースが掲載されています:
携帯電話に話しかけてブログを表示--ボイスドメインサービス(CNET Japan)
利用者はまず携帯電話で、アドバンスト・メディア子会社のボイスドメインサービスのサイト(http://vd-s.jp)に接続し、登録されているブログ名を言うと自動的に接続するとのこと。サービスは明日2月1日から開始されるそうです。
またCNETの記事によれば、「ブログをボイスドメインに登録する費用は初年度が1万9600円、2年目以降は9800円」とのこと。個人ブログで登録するには微妙な料金ですが、企業のビジネスブログであれば、宣伝費としては安いでしょう。
このサービス、ブログは登録制ということですが、あらかじめ人気ブログは登録されている(つまりボイスドメインサービス側で、無料で勝手に登録してある)のでしょうか?でないと、利用者側にとってはいわば「宣伝用のブログしか呼び出せないサービス」になってしまい、あまり利用するメリットを感じなくなってしまうのですが。
また登録名称と発話内容の結びつきはどの程度緩やかなのでしょうか?何を心配しているかというと、例えば「生協の白石さんのブログ」ですが、正式名称は「がんばれ、生協の白石さん!」です。この正式名称を知らない人が「生協の白石さん」「白石さんのブログ」「白石ブログ」などと発話しても、正しく接続できるのでしょうか。利用者の立場に立てば、考えられる発話内容をあらかじめ全て登録しておく必要があります。
携帯電話と音声認識技術を組み合わせたサービスは、まだまだ検証が始まったばかりです。上記のもの以外にも、これから様々な問題点が明らかになってくると思いますが、いずれベストプラクティスと呼ばれるものが生まれてくるのでしょう。
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