先日、友人間でのお金の貸し借りを記録できるサービス"BillMonk"を紹介しましたが(参考記事:SNSの新しいキラー・コンテンツ?)、今度は家計簿を付けられるSNSが登場したとのこと:
ガイアックス、家計簿を公開できるSNS「散財.com」(BroadBand Watch)
■ 散財.comのオフィシャルページ:http://www.3zai.com/
■ ガイアックスのホームページ:http://www.gaiax.co.jp/
面白いのは、入力した家計簿データを集計して、統計データとして提供してくれる点:
また、散財.comではユーザーが入力した家計簿から集計した人気店舗、人気商品、人気地域、人気の値段の表示。商品ジャンル、商品名、商品の値段、店 名、店の所在地域ごとに共通するユーザーの支出を表示する機能や、店名別または商品名別の支出月次内訳グラフを表示する機能なども搭載する。
これまで商品やお店情報というと、レビューの形式で入力されるテキスト情報が主でした。散財.comでは、「家計簿」というある意味定量的なデータを元に、人気商品・人気店舗情報を集約することができるわけです。さっそくユーザー登録してみたのですが、
こんな風に、「何を(どんな内容の)」「いくらで」「どこで」「どんなお店で」買ったかという詳細情報を登録することができます。各ユーザーがこういった情報を詳しく登録すれば、「○○という家電製品は、市場相場○○円ぐらいで購入されている」「化粧品の○○ジャンルは、○○円から○○円の間で多く購入されている」といった統計データを出すことが可能になるわけです。
と勝手な期待をしてしまいましたが、現在は「人気の商品」「人気のお店」といった風に、ある情報カテゴリ内の登録を単純に集計する機能だけが提供されています:
例えば、「人気のお店」に表示されている「無印良品」をクリックすると、こんな風にユーザーが無印良品で買い物した記録が集計されます:
これだけでも、今までに無い感覚なので見ていて飽きないのですが。ただ正直なところ、ユニークな機能があるというだけでは、SNSとして存続し続けられるかどうかは微妙でしょう。Feedpath同様、ユーザーが本質的に求めている部分(散財.comの場合はSNSとしての基本的機能、もしくは家計簿アプリケーションとしての機能)をきっちりと押さえた上で、独自の機能を発展されることを期待しています。
アキヒトさん、graffitiに続き散財.comもご紹介いただいて、ありがとうございます。私の方で、こちらのサービスも担当しております。
さて、ご指摘いただいたように、パッと見が面白いだけでは、サービスは続きませんので、基本的な家計簿機能の充実とともに、プロフィールが近いユーザとの家計簿比較や、価格比較して購入までできるような、家計を助ける機能も今後実装していく予定です。
投稿情報: okada | 2006/01/31 22:37
こちらこそ、勝手ながら紹介させていただきました。graffiti同様、ユニークな視点を持ったSNSだと思いますので、サービスの発展をお祈りしております。
偉そうなコメントを書いてしまいましたが、ユニークなアイデアは基礎がしっかりしてこそ光ると思います。その上で、あっと驚くような新しい機能が生まれてくることを期待しています。頑張って下さい!
投稿情報: アキヒト | 2006/01/31 22:58