ClickZ News Blogで知ったニュース。日本でも同様のモバイルビジネスが展開できるでしょうか?
Wine-To-Go (ClickZ News Blog)
僕もこちらのサイト(にゅぶにゅぶ - フランスワインを楽しもう!)を読んで初めて知ったのですが、アメリカの著名なワイン評論家に、ロバート・パーカー(Robert M. Parker)という方がいらっしゃるそうです。何でもパーカー氏が付けた点数は「PP」という表現で店頭でも表示され、ワインの売れ行きを大きく左右するのだとか。そんなパーカー氏が開設しているサイトが、eRobertParker.comです:
eRobertParker.com - Robert Parker Online
このサイトでは、パーカー氏が評価した8万銘柄にもおよぶワインが検索できるようになっていて、様々な条件で好みのワインを探すことができます。このデータベースをそのままモバイル端末で利用できるようにしたのが、今回ニュースになった"Robert Parker Mobile"というわけです:
Javaアプレットなので、Javaが動く端末にしか対応していません。また使用できる検索の種類も限られているのですが、eRobertParker.comと同じデータベースを参照できるとのこと。今夜飲むワインを買いに出かけたときに、店先で簡単にロバート・パーカーのコメントが参照できる--そんなイメージですね。
サービスを利用するには、月々4ドル99セントの料金が掛かります。eRobertParker.com自体は1年間で99ドルの購読料が掛かるサービスとなっていますから、機能が限定されている分お安くなっているという感じでしょうか。しかしeRobertParker.comを購読している人でも、このモバイルサービスを利用するためには4.99ドルを払う必要があるようです。
月々315円のサービス利用料に慣れた身からすると、単体のモバイルサービスに毎月600円近い金額を払うのにはちょっと抵抗を感じますね。それだけロバート・パーカー氏の下す評価に信頼が置かれているということでしょうか?また一見したところ、eRobertParker.comのサイトには広告らしきものも見当たりません。「コンテンツ=無料、ただし広告付き」という流れが大きくなりつつある中で、このサービスがそれなりの金額を課金できていることについて、研究してみると面白そうです。
<追記>
日本でもワイン好きな方は多いですし、同様のサービスが流行る土壌はありそうです。ワインだけでなく、日本酒や焼酎までカバーしていると利便性が高くなりますね。ただし、ロバート・パーカー氏ほど影響力を持つコンテンツを用意できるかどうかが微妙ですが・・・クチコミ情報では課金できるほどの権威を打ち立てられないでしょうから、「日本酒/焼酎版ロバート・パーカー」が現れなければ、いつものように「無料+広告」モデルの登場となるのでしょう。
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