Seth's Blog経由で見つけたブログに、「商品/サービスをコピーされることへの恐れ」に対する適切なコメントがあったので、ちょっと紹介:
■ Being Copied (Paul Graham)
書かれているアドバイスを意訳すると、こんな感じ:
- 他の企業、特に大企業は、「ある商品/サービスがコピーに値するかどうか」を見極めるのに時間がかかる。
- たとえコピーに値する商品/サービスを見つけたとしても、実際にコピーを開始し、短期間でコピーに成功するとは限らない。特に大企業は既に行っている事業に注力しているから、すぐにコピーに力を入れるわけではない。
- 競合がコピーに時間をかけている間に、次の目標に向かって動き出すこと。「動く標的」を打ち落とすのは難しい。
- 「コピーされるかも」と恐れるのではなく、人々が求めているものをどうやって実現するかに専念せよ。コピーされたのだとしたら、それはあなたが先を行っている証拠だ。
「動く目標」という例えが良いですね。最近さまざまな記事で「常に改善を続ける企業」という事例を目にすることが多いのですが、それらを見ると、まさに「顧客が求めるものを実現すること」にわき目もふらず専念しているような気がします。そのような企業こそ、競合相手にとっては撃ち落しにくい「動く的」なのでしょう。
実際、「動き続ける」ことも、「他社の目標となる」こともどちらも難しいと思います。その2つを同時に実現するのですから、相当な努力が必要となるでしょう。しかし常に「動く的」であろうとする姿勢は、どんな分野でも重要なのかもしれませんね。
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