37signals のブログ"Signal vs. Noise"で、面白い書き込みがありました。彼らの製品"Basecamp"を使っているユーザーから500名をランダムに選び、「Web 2.0 ってどんな意味?」という質問をしたとのこと:
■ What Web 2.0 means to 500 random Basecamp customers (Signal vs. Noise)
「Web 2.0 という言葉を聞いたことがありますか?」という質問に"YES"と答えたユーザーに対して、「Web 2.0 とはどんな意味だと思いますか?」と聞いたとのこと(ちなみに Web 2.0 という言葉を聞いたことが無かった回答者は全体の13%だったそうです)。そしてその回答がこちら:
ご存知の通り、Web 2.0 の定義については数多くの知識人(?)の方々が千差万別な説明をしています。しかし今回のアンケートが焦点を当てているのは「ユーザーが考える Web 2.0 の意味」ということで、その本来の定義は別にして、Web 2.0 をユーザーはどう捉えているかを明らかにするものです。ただし Web 2.0 の要素の1つが「参加のアーキテクチャ」であるならば、このように人々の意見を集約して「Web 2.0 とは何か」を掴むのが、実は一番正しいのかもしれませんね(その意味では Wikipedia 上の Web 2.0 の定義も「最も正しい Web 2.0 の解説」と言えるかもしれませんが)。
その価値をどう捉えるかはともかく、アンケート結果を眺めているといろいろ面白いことが見えてきます。テキストマイニングをかけたわけではないので、僕の個人的な主観になってしまいますが、なんとなくインターフェースや見た目・デザイン等について語っている意見が多いような気がします。中身はどうあれ、「使い勝手が良いウェブサイト= Web 2.0」のような捉え方をしている人が多いのでしょうか。
また「明確な定義などない」「マーケティング用語だ」「オタク用語だ」という意見も(やっぱり)そこここに見られますね。中には
Goddamn stupid-ass marketing term that I'd prefer to never hear again.(まったくマヌケなマーケティング用語だよ。二度と聞きたくないね。)
という過激な意見も。昨日の晩、近所の中規模書店に行ったのですが、ビジネス書の棚に「WEB2.0系本」コーナーができていてビックリしました(ちなみに Amazon で"WEB2.0"を検索するとこうなります)。こんな状況だと、日本でも「もう Web 2.0 は飽きた」っていう声が本格的になる日も近いのかも・・・。
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