アクセス解析を見ていたら、なぜか今日は「新入社員タイプ」という言葉で検索してくる人が多い(ちなみにヒットするのはこの記事)ことに気づきました。ああ、今年も発表されたのですね。「今年の新入社員タイプ」が:
■ 今年の新入社員はデイトレーダー型 転職で自己実現? (asahi.com)
ちなみに詳しくはこちら:
毎年毎年それっぽいキーワードを探してくるなぁと思うのですが、今年は『若者はなぜ3年で辞めるのか?』あたりを見て考えついたんでしょうね。「すぐ辞める->保有株をすぐに手放す->デイトレ型だ!」みたいな。実際にどれだけ辞めていくかなんて、「新入」社員を見ただけでは分かるはずもないのですが。
まぁこれは「今年の漢字」みたいなもので、誰も真剣には捉えていないと思いますが、「今年の社員はこんな風な考え方をしていますよー」と言われると楽なのでしょう。海のものとも山のものともつかない相手を前にするよりも、「コイツらはこんなタイプだ」と信じられるものがあった方が相対しやすい、という心境なのではないかと思います。
という訳で、去年も勝手に設定した「今年の管理職タイプ」を決めておきましょう。今年は「デイトレーダー型」の新入社員にかけて、「東京証券取引所型」というのはどうでしょうか?ご存知の通り、東京証券取引所は「有価証券報告書の虚偽記載」という問題に対して、ライブドアのケースでは上場廃止・日興コーディアルのケースでは上場維持を決めました。それが妥当かどうかは別として、周囲に「ルールを恣意的に適用している」という印象を与えてしまったことは事実でしょう。それと同じように、説明責任というものを果たさず部下に不信感ばかりを与えてしまう -- というのが「東京証券取引所型上司」です。(「ITに弱い」という部分も類似点にしていいかも。)
ええ、もちろんそんな管理職ばかりではありません。それは新入社員の全てが「デイトレーダー型」ではないのと一緒ですよね。
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