今日のシロクマ日報を書いている時、ふと「おばあちゃん仮説」について考えが及び、過去のエントリを漁ることに。お目当てのエントリはすぐに見つかったのですが(ちなみにこのエントリ)、そこに貼られている朝日新聞(asahi.com)へのリンクが切れているではありませんか。それを書いた当時は確かにリンク先が存在していたことを覚えていますから、asahi.com の側でURLが変更されたようです(ちなみに Google のキャッシュだけは残ってました)。
オイオイ、このご時勢になぜパーマリンクにしておかないの?問題の記事は去年9月の記事なので、時期的に早かったからだとも思えません。仕方ないので「おばあちゃん仮説/おばあさん仮説」をキーワードにサイト内検索してみたのですが、何もヒットせず……記事自体がWEBから削除されてしまったのでしょうか?
とそこで、あるメッセージにふと気付きました。元記事が掲載されていた朝日新聞土日版「be」のサイトに、こんな一文があります:
※4月1日から、一部のページは朝日新聞の無料会員サービス「アスパラクラブ」に移行しました。
なるほど、会員限定ページに移行ね……しょうがない、無料なら会員登録して検索してやるかと思ったのですが、入力項目がこんなにいっぱい:
いや、僕は「おばあちゃん仮説」の記事が読みたいだけなんだ……。結局、asahi.com を漁るのはあきらめ、通常のWEB検索で「ほぼ日」の記事を見つけました。こっちの方がよっぽど詳しくて、面白い内容かも:
■ 「おばあちゃん」こそが人類進化のカギ?!(ほぼ日刊イトイ新聞)
結論:
- 朝日新聞は「WEBで公開される記事には誰かがリンクを貼る」ということを理解していない。
- コンテンツを隠して、対価を得よう(閲覧料 or 個人情報)という試みは、よっぽど独自性の高い(検索しても当該記事ぐらいしかヒットしない)コンテンツでないと成功しない。
- 検索もされず、リンクもされず、ひっそりと眠るだけのコンテンツが恐らく膨大にあるのだろう。
他の大手新聞社はチェックしていないのですが、恐らく同じような状況なのでしょうね(iza!あたりは違うんだろうけど)。最近地方新聞社のサイトとかもよく読んだりしているのですが、もっと「ネットとの親和性」を高めれば面白いことになりそうなのに……と感じることがあります。なんだかもったいないなぁ。
以上、単なるグチでした。
そこでWEB魚拓の登場ですよ。
http://megalodon.jp/
投稿情報: おやじです | 2007/05/17 17:47
「情報へアクセスできないようにする」というコントロール方法で著作権所有者としての優位性を確保しようとしているんでしょうか。
ただこの傾向は朝日新聞だけには限らないのでしょうね。山のようなコンテンツを腐らせてなにがやりたいんだか。
投稿情報: ぬぼ | 2007/05/18 02:32
> おやじですさん
コメントありがとうございます。最近はキャッシュが残せるSBMも登場していますし、この点はますます便利になっていきますね。
> ぬぼさん
コメントありがとうございます。
個人的には、「意図的に」見えないようにしている、といことはないのかなと信じています。はてブコメントでもいただきましたが、一部のコンテンツにはパーマリングを採用しているようですしね↓
http://hatena.g.hatena.ne.jp/hatenapress/20070109/1168314920
ただ「過去のコンテンツの使い方がヘタ」という点はあるのかなと。とはいえ新聞社にしてみれば、「タダで過去コンテンツを見せるのもったいない」という気持ちになるのは理解できますし、いまは試行錯誤の時期なのかもしれませんね。
投稿情報: アキヒト | 2007/05/18 15:59