何でもオンラインでできる時代ですが、今度はリアルな「手紙」もオンラインで閲覧できるようになったとのこと。しかも閲覧だけで終わらないのがミソ:
自宅を長期で留守にする人のために、代行して手紙を受け取り、スキャンしてオンライン閲覧を可能にしてくれるサービス。昨日(11月28日)の日経MJで報じられていたのですが、詳しく見ると次のような仕組みになっています:
- まずは郵便物の送り先を選ぶ(全米に20ヶ所存在)。
※ Earth Class Mail は U.S. Post Office (米国の郵政省)の承認を受けた事業者で、利用者の合意があれば受領代行できる資格を持っている。 - 受領代行させたい手紙については、送り主に Earth Class Mail の住所を伝え、そちらに手紙を出すよう指示。
- 新しい手紙が届くと、Earth Class Mail は利用者にメールでお知らせしてくれる。
- 利用者は、届いた封筒の表紙を画像で確認できる。送り主や封筒のデザインなどを参考に、「すぐに開封して内容をスキャンする(そして閲覧する)」「シュレッダーにかけて破棄」「(開封せずに)指定された住所に転送」などの指示ができる。
- 不要なダイレクトメールの場合、「リサイクル行き」を選択すれば、リサイクル工場に運ばれる。
ということで、「紙のリサイクル促進にもつながる」という点もアピールされています(まぁ、どこまで環境保護になるかは慎重に確認する必要がありますが……)。また全ての手紙が「開封->閲覧」となるのではなく、何となくヤバそうな手紙(浮気相手からの手紙とか!?)は開封せずに転送できるというのもポイントですね。
以前から「自宅にある本(自分がこれまでに購入したもの)をオンラインでも閲覧可能にしてくれるサービスがあったらいいのに」と言っているのですが、今回のサービスが示しているように、身の回りのモノで「オンライン化したら便利」というものが他にもあるのかもしれませんね。ちょっと考えただけでも、「古いアルバムにある写真を丸ごと一冊スキャンして、オンラインに保管/必要に応じてプリントアウトしてくれるサービス」とか(こんなのは既にやってるところがありそうだけど)。リアル/バーチャルをつなぐサービスというのは、もっと様々な場面で考えられそうです。
コメント