人が集まるところには、必ず広告もやってくる。それは何もネット時代の法則ではなく、何百年も前からの真実のようです:
■ STAINED GLASS PRODUCT PLACEMENT (NOTCOT)
ステンドグラスの中にプロダクト・プレースメントが、という記事。このステンドグラスがあるのはランスのノートルダム大聖堂で、世界遺産にも指定されている建築物です。そんな由緒ある場所の中で、本当に宣伝が行われているのかというと……
上の画像に2つの拡大図がありますが、お酒のボトルとグラスのようなものがありますよね。これが実は Veuve Clicquot というメーカー(この地方で古くからシャンパン作りに関わっていた企業とのこと)の製品を模したもので、すなわちプロダクト・プレースメントになっている――のだとか。ちょっと分かりづらいですが、地元の人が見れば一目瞭然、という感じなのでしょうか?(実はこのステンドグラスや、大聖堂の建築費の一部を負担したのが Veuve Clicquot だった、というのなら完璧ですが。)
大聖堂といえば、中世の時代、人々が集まる中心の1つだった場所。そこに何らかの形で自社を連想させるものを置こう、というのはごく普通の発想ですよね。ネットだなんだと騒がれる時代になっても、その本質は変わっていない……広告の未来は、意外と過去を見ることで分かるのかも。
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