以前、葬儀の様子が Twitter で中継されて問題になったということがありましたが、なんでも礼拝の最中に Twitter することを許可・むしろ奨励する教会が現れたのだとか:
■ Twittering encouraged at Seattle church (MSNBC)
米シアトルにある Mars Hill Church (MHC)という教会について。公式サイトにアクセスしてもらえれば分かると思いますが、土地柄というべきか、かなりハイテクを駆使した教会の様子(礼拝の中継も行っていて、iPhone を通じて「参加」することも可能なのだとか)。まぁそもそも米国の教会はいち早くテレビ中継を取り入れるなど、テクノロジーの活用には積極的なわけですが、いよいよ Twitter もその一部になり始めたよという話。
Twittering goes on throughout the entire service, with the messages, or Tweets, popping up on Facebook pages or the church's official Twitter page.
"You see literally dozens and dozens of people during the service writing #MHC and you can search that on Twitter and just see everything that our people's thoughts, their ideas,” said Mike Anderson.
礼拝の間ずっと、Twitter の更新が行われ、教会の公式 Facebook ページページならびに公式 Twitter 上にメッセージが流れた。
「文字通り無数のメッセージが、#MCHというタグを付けて飛び交ったよ。Twitter を検索するだけで、人々が何を感じ、何を考えたか分かるんだ」と Mike Anderson は述べた。
とのこと。確かに教会の公式 Twitter アカウントが存在し、さらに#MCHというハッシュタグを付けて Twitter 検索してみると、多くの投稿が見つかります。IT系のイベントなら見慣れた光景ではあるのですが、宗教絡みとなるとやはりまだ意外な感じがします。教会に属している牧師さんたちも、それぞれ個人のTwitter/Facebookアカウントをお持ちのようですね。
しかし宗教の原点はコミュニケーションにあるわけで、ソーシャルメディアを活用するというのは自然な流れなのでしょう。特にいまの自然な気持ちを載せやすいミニブログ系のサービスは、礼拝など宗教系のイベント中に行う方が効果が高いかもしれません。日本人であるせいか、そういうことはカルト教団の活動と結びついてしまいそうで恐い、という不安感はあるのですが……ともあれ、日本でも「Twitter するお寺・神社」なんとのがそのうち現れるのかも。
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