さっそく「もっと政治制度を勉強しろ」というコメントをいただいてしまった、僕の“政治献金プロジェクト”ですが、我ながらナイーブな話をしていることは理解しています。しかし、せっかく選挙を目前にしているのだから、政治に対して今までと違ったアプローチがしてみたい。そのためのシンボルとして、「政治献金」という行為を取ってみることにしました。決して「みんなも献金しようぜ!目指せ日本版草の根民主主義!」という呼びかけではありませんので、生暖かく見守っていただけると嬉しいです。
さて。政治献金してみようと思い立ったものの、さっそく根本的な疑問にぶつかりました。僕はいったい、何を目的として政治家を支援しようとしているのだろう?別に慈善活動がしたくて、誰かにお金を渡そうとしているのではありません。誤解を招いてしまうかもしれませんが、「そのお金が何らかの利益につながることを期待して」献金するわけです(決して賄賂としての効果を持たせようとかいう意味ではありませんよ)。では、その利益とは何?そもそもそこが決まらなければ、献金対象を選ぶことなどできません。
そんなことを思っているうちに、僕は自分がこれまで、「こういう社会になって欲しい」という理想像を真剣に考えたことがないのに気づきました。「何か将来が不安だなぁ」という漠然とした気持ちは常に抱いているのに。おかしな話ですが、誰かに政治献金してみようと思いついて初めて、「それではどんな未来を思い描いているのか?」という態度になったわけですね。
……そんなこんなで、まだ漠然とした考えでお恥ずかしいのですが、1つこんな基準を置いてみることにしました:
子供の教育や生活の改善について、積極的に活動している人物。
自分自身が子供を持つようになり、改めて子供が住みやすい環境、学びやすい環境を用意することの重要性を認識するようになってきています。もちろん経済や貧困の問題、地球温暖化の問題など、他にも無視できないイシューは山ほどあるでしょう。しかしこれからの将来を左右する、最も大きな課題の1つが「子供への支援」だと考えます。そこで今回は、子育てや教育支援という分野でどのような活動をしているかを、献金先を選ぶ基準として置いてみたいと思います。
しつこく続く、はず。
賛成です!千里の道も一歩からですよね。
投稿情報: ひが | 2009/06/19 15:52
ひがさん、コメントありがとうございます!まだ誰に献金しようかリサーチしている最中なのですが、「この政治家は過去に何をしてきたのか」が簡単に比較検討できる情報源がなかなか見つからないというのが現状です。欧米ではそういったサイトが見られるのですが、文化の違いなのでしょうかね。
投稿情報: アキヒト | 2009/06/28 07:44