最近定期的に現れるAR(拡張現実)ネタ。およそ考え得るものは片っ端から実現されつつあるような勢いですが、今回の発明もアイデア自体は多くの人々が思いついていたかもしれません:
■ Augmented Reality Injects Life Into the Business Card (Fast Company)
James Alliban さんという方が作られた、名刺にARを施すという仕掛けについて。四の五の言うより、動画を見てもらった方が早いでしょう:
AR Business Card from James Alliban on Vimeo.
というわけで、名刺の裏面にARアプリケーションに認識させるためのマークを印刷しておき、カメラに写すと用意されていたコンテンツが表示されるというわけですね。マークが印刷されていればどんな名刺でも実現できるということで、例えば Flickr との連携でおなじみ Moo カードなどを使うこともできると。仕組み自体がプラットフォームとして提供されるようになれば、誰でも使えるサービスとして普及する可能性もあるかもしれません。
名刺交換会のようなイベントの場合、相手に渡した名刺は結局名刺入れに納められて終わり、ということが多々あります。そこで相手に後でもう一度思い出してもらうために、こんな仕掛けを入れておくということが流行るかもしれないですね。特にARは最近話題ですし、技術力のある会社がそれをアピールするために仕掛けておくということも考えられるでしょう。個人的には誰でも使えるようなプラットフォームとして展開されて、「あの人どうしてるかな?久しぶりに名刺のARを確認してみよう」とカメラにかざすと、その人物のアバターが登場して近況を語り始める……なんて世界になったら楽しいかなと感じたのですが。
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