そんなウソのような本当の話。米国で「10個の赤い風船を見つけると、$40,000もらえる」という企画が登場しました:
■ DARPA challenge -- find 10 red balloons, win $40,000 (Boing Boing)
4万ドルということで、現在では実質360万円程度の賞金になりますが、注目すべきはそこではありませんね。タイトルに登場する不気味な"DARPA"の文字。そう、実は米国防高等研究計画局(DARPA)が打ち出した企画です。だとすれば当然、一筋縄ではいかないわけで……
To mark the 40th anniversary of the Internet, DARPA has announced the DARPA Network Challenge, a competition that will explore the role the Internet and social networking plays in the timely communication, wide area team-building and urgent mobilization required to solve broad scope, time-critical problems. The challenge is to be the first to submit the locations of ten moored, 8 foot, red weather balloons located at ten fixed locations in the continental United States. Balloons will be in readily accessible locations and visible from nearby roadways.
The first person to identify the location of all the balloons will win a $40,000 cash prize. The balloons will be positioned on December 5, 2009.
インターネット誕生40周年を記念して、DARPAは「DARPAネットワークチャレンジ」の実施を発表しました。この勝負は、限られた時間の中で広範囲におよぶ問題を解決する際に必要となる、適時なコミュニケーション・遠隔地におけるチーム形成・緊急的な動員の3点において、インターネットおよびソーシャルネットワークが果たす役割を探るものとなるでしょう。米国(大陸部)内のどこかにある、8フィートの赤い風船(係留されています)10個を最初に見つけた人物が勝者です。風船は近づくことが可能な場所に置かれ、さらに近くの道路から目視することができます。
10個全ての風船の場所を特定した最初の人物には、賞金として、現金で$40,000が与えられます。風船が設置されるのは2009年12月5日です。
とのこと。我こそはと思う方、チャレンジしてみては?ちなみにこの「チャレンジ」の公式ページがこちら:
■ DARPA Network Challenge
しかし「ネットとソーシャルネットワークの力を駆使する」的なところが指摘されている以上、当然ながら何人かの人々と協力して探すということになるのでしょうね。その一方で、例えば掲示板や Twitter 等で「みなで情報を集めましょう!」的なことをしてしまうと、フリーライダーが現れるか一人ひとりの取り分が極端に少なくなるという事態になるでしょうし。うーん、どういう戦略で臨むのがベストなんだろ。
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