またまたキモいロボットの紹介で恐縮なのですが……見つけてしまったからには取り上げないわけにはいかないでしょう。お掃除ロボット「ルンバ」で日本でもお馴染みの iRobot 社が、シカゴ大学と共同で「やわらか変形ロボット」なるものを開発したそうです(via neatorama):
前半は理論の説明。どうやら空気の出し入れで動きをコントロールしているらしいと。で、実際の動きが見れるのは後半部分(2分を過ぎたあたり)なのですが……キモいです。個人的には、心臓や胃のような内蔵が意志を持ってのたうっている、ようにしか見えません。楳図かずお先生の恐怖マンガに出てきそう。
The new robot, called chembot, changes the shape of its stretchy polymer skin using a technique called “jamming skin enabled locomotion”. This means that different sections of the robot inflate or deflate separately; controlling this inflation and deflation enables the robot to move. DARPA, which is funding the project, hopes to use the robot to squeeze into small holes or under doors, which I’m guessing would be used for sophisticated surveillance.
この新型ロボットは chembot と名付けられており、ポリマー製の皮膚を"Jamming Skin Enabled Locomotion"と呼ばれる技術を使って変形させることができる。このロボットは体のあちこちを、別々に膨らませたり縮ませたりすることができるのだ。そしてその伸縮によって移動するのである。研究に資金を提供しているDARPAは、このロボットが小さい穴やドアの下からどこかに侵入できるようになるのではないかと期待している。恐らく高度な監視任務に利用するのだろう。
出ましたDARPA(国防高等研究計画局)。話の最初から「もしや黒幕にはDARPAが」と感じてた方が多いと思いますが、期待を裏切りません。「BigDog」と同じキモさを彷彿とさせたのは、その辺りにも原因があるのかもw
しかし iRobot はなぜこんなロボットを開発してるのでしょうか。いまは円形で愛らしいルンバが、次世代機にはこんな生物感あふれる姿になったらイヤですね。肉の塊のようなロボットが家中をはいまわり、ドアの隙間から侵入してくるなんて想像するだけでもゾッとしますが、兵器になってしまうよりはマシかも?
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