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2006/01/12

コメント

p-article

ここの根底にあるのは、日本テレビと電通が確立したテレビ放送のモデルが影響しているのでしょうね。「水と空気と情報はタダ」という日本特有の文化です。その文化も、いつしかPETボトルのミネラルウォータの一般化(浄水器などもそうですね)、空気清浄機市場の確立、といった感じで変化していく可能性はありますよね。
そうはいっても、情報でお金をとるのは、いまだ大きなハードルが存在するわけですが、収納のシステムが整備されるようになれば小額課金が容易にできるようにはなると思います。(iモードの課金システムなどがいい事例ですね)
このエントリでご指摘があったように、どこに価値をつくり訴求するかということがポイントなのでしょう。アクイジションとしての無料サービスによる市場形成以外にも活路はあるような気がするのですが…

アキヒト

そうですね、確かにTVのアナロジーで考えると分かりやすいかもしれません。アメリカに住んでいた時に、ケーブルテレビが普及していて「お金を払ってテレビ番組を観る」という概念が一般的だったことに驚かされましたが、「画面で見れるもの=無料」という概念が自分に染み付いていたからだと思います。

その概念を変えていけるかどうかが、デジタルコンテンツ配信の要かもしれません。僕自身は悲観的なのですが・・・しかしおっしゃる通り、小額課金のシステムを確立するなど、インフラが人々の意識を変えて行く可能性はあると思います。宣伝という形で他の「課金ポイント」に導く入り口、と割り切るだけでなく、デジタルコンテンツ自身の価値を上げる方法も模索してみるべきですね。

p-article

>>デジタルコンテンツは「売れる」のか?
これは多くのCPがもつ共通の課題なのでしょうね。圧倒的な資本力により既存のビジネスモデルがどんどんくずれている中、有償や→無償といった流れでどうやって存続するかと、同時に無償→有償というモデルも可能性を追究すべきと考えています。よく、無償→有償というもでるなんてないということを耳にしますが、ヤフーの目玉コンテンツであるオークションなどはその好例かもしれません。これは独占的なポジションでないと成立しないわけですが、見習うモデルだと思います。あと、わたしがよく例にだすものとして、104(電話番号案内)があります。若いヒトは知らないかもしれませんが、これって無料だったんですよね。必要なことにはお金を払うというのが大原則です。その代替手段があるかどうか、簡便な収納システムが提供されているかどうか、このあたりを考えるといいのかもしれません。

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