以前、音声によりキーワード入力が可能な検索サービスが登場したというニュースをお伝えしましたが(関連記事:モバイル検索エンジンの発展)、今回はその発展版。音声による路線検索サービスの実験が始まったというニュース:
gooラボ「スピーチ・アシステッド・サーチ」--携帯電話に話して路線検索を実行(CNET Japan)
「~から~まで」と発音すると、駅名を認識して、検索エンジンの入力欄に設定してくれます。あとは通常の検索サービスのように操作すれば、路線検索を行うことができます(詳しい操作方法については、記事をご参照下さい)。
さっそく試してみましたが(僕はFOMAユーザーではないので、試していただいたのですが)、都心部の駅名は認識してくれるようです。しかし「府中競馬正門前」や「上越国際スキー場前」のような駅名は正しく認識されませんでした(全国の駅名の音声認識ができていないのか、それとも駅名が長いことで認識が難しかっただけかは不明)。
アイデアとしては前からあったものだと思いますが、現実化されるとインパクトがあります。受話器に向かって「路線検索。最寄駅から六本木。」と発話するだけで、位置情報まで拾って全自動で検索結果を返す、なんてサービスが実現される日も近いのでしょう。
いつものように妄想すると、そのうち携帯電話での通話内容をすべて音声認識して、話者に対して「行動最適化」された広告を表示するサービスなんてのが始まるかも(例えば電話で六本木と中華料理のことを頻繁に話していると、ウェブアクセスした時に六本木にある中華料理屋の広告が表示されるとか)。気持ち悪い?かもしれません。けどそのようなサービス提供者がGoogleで、「認識した通話内容は解析後に即刻削除されます。また個人情報は一切第3者に提供しません。ついでにこのベータサービスに参加すると、携帯電話の通話料は無料になります」なんて言われたら・・・参加する人も多いのではないでしょうか。
そこまでいかなかったとしても、モバイル検索における音声認識は、今後も発展しそうですね。端末側で音声認識機能が標準搭載されるようなことになれば、音声で操作することのできるサービスは一気に増えるのではないでしょうか。
余談:
ちなみに日本一長い駅名は、「ルイス・C.ティファニー庭園美術館前」だそうです。こちらも正しく認識してもらえませんでした。まぁ仕方ないか・・・(ちなみに一番短い駅名は「津」で、こちらも認識に失敗)。
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