しまった、今日は子守担当で、ブログのことをまったく考えていませんでした。ということで、個人的に先週一番共感したニュースを。パリで子育て中の夫婦をターゲットにした、エンターテイメント関連ビジネスが増えているとのこと:
■ 世界のユニークビジネス -- パリで、子育て夫婦のレジャーを支援するサービスが増加中(nikkeibp.jp)
「家庭も、遊びも」という子育てカップル向けに、赤ちゃんを連れて夫婦で楽しめるようにするためのサービスが増加中、だそうです。子連れで最新作の映画が楽しめる映画館や、子供向けツアーを始めた美術館、簡単な料理をつくったり、サーカスの芸を教えてくれるイベントなどその内容も多岐に渡るとのこと。
以前、「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」というコンサートについて記事を書いたことがありましたが、このイベントでは「0歳児からのコンサート」と銘打って一部の公演を0歳児から参加可能にしています。このように東京でも「子供と一緒に参加できるエンターテイメント」が増えているように思うので、パリと比較してどうこう言うつもりはないのですが、もうちょっとこの種のサービスが増えてくれると良いのにと感じています。
あらゆるニッチなニーズが満たされるようになりつつあるのに、「子供と一緒に参加できるのに、子供騙しではない(大人が楽しめる)エンターテイメント」というものはまだまだ少ないのではないでしょうか。僕らの世代がどのようなライフスタイルを求めているか、そこにどんなニーズがあるのか、ちょっと調べてみればすぐ明らかになると思うのですが・・・。
考えてみれば、政府の少子化対策も「子供がいても仕事できるようにすること」ばかり目が向けられていて、「子供がいても遊びに行けるようにすること」は軽視されているように思います。日本の社会に「子供がいるのに遊びに行くなんて」という雰囲気が根強く残っていることが、政府も企業もこの分野での行動が遅れている原因かもしれません。そこをうまく解決し、大人が楽しめるサービスがもっと登場して欲しいと思います。
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