米国で行われた調査ですが、新番組情報を得るのに、若者たちはネットをどの程度活用しているのかが明らかになりました:
■ Teens Learn about New TV Shows from TV, Not Internet (Marketing Charts)
タイトル(「ティーンエイジャーは新番組情報をテレビから得ている、ネットではなく」)が結果を示しているのですが。米国の10代の若者750名を対象に、ネットを通じて行われた調査の結果について。まずは結果を挙げておくと:
【「テレビの新番組についてどうやって知りますか」という問いに対し】
- テレビで流れる番宣で・・・51%
- 友人や恋人からのクチコミで・・・33%
- 学校で他の生徒が会話していたのを聞いて・・・28%
- インターネットの広告で・・・26%
- 映画館の広告で・・・25%
- 家族からのクチコミで・・・23%
- 雑誌の広告で・・・22%
- テレビ局のサイトで・・・19%
- ワイドショーやニュース番組で・・・18%
- ラジオ広告で・・・16%
ということで、「テレビでの番宣」「クチコミ」が大きな効果を持っていることが分かります。ネットが関係しているのは4位の「インターネットの広告で」が最高。ただ26%ですから、4人に1人はウェブ広告を見て新番組を知っている、ということになりますが。ちなみに「ブログで」は7%で18位。意外に低い、という印象でしょうか。
逆に言うと、「いったんネットに流れた人々を、ネット経由でテレビに戻すのは難しい」ということかもしれませんね。自分自身のことを考えてみても、テレビを見ずにネットを見ている時間がかなり増えて、「新番組を最初から見る」といったら以前好きだった番組の続編(「Second Gig」とか「帰ってきた~」とか)だけだったりして。あとは上記の結果と同様に、友人や同僚から「あれって面白いよ」と聞いて途中から見始めたり……。
ただネット広告が比較的有効、と考えれば、ちょうど番組が始まる1時間前ぐらいに合わせて「話題の新番組!スリルとサスペンスのミステリードラマ××第1話、あと1時間後!」みたいなバナー広告を出すとか始まるかもしれません。もしくはブログの内容に合わせて、「今夜のニュース××、特集は iPod touch ~お見逃しなく!」みたいなテキスト広告を出したり。アジャイルメディア・ネットワークの広告にも、テレビ局が参加したら面白くなるだろうなぁ。
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