「○○が許されるのは小学生までだよねー」のAAを貼られそうですが、ウチでは朝日新聞を購読してます。あのキモイ天声人語を読んだ時や、「一日独裁者」の投書が載せられた時はさすがに止めてやろうかと思ったのですが、惰性で続けてます。
しかし最近、やっぱり新聞って若者が読むものではないんだなと感じることしきり。それは、新聞に載せられている広告を目にした時です:
すっぽんの力で元気になろう。そして脂肪も落としてね、っと。その下にあるのは、「銘柄牛を食べ尽くすコース」(笑)。計算してこのレイアウトなのだとしたら座布団一枚です。
そして「ミルミル元氣(※気ではない)101倍!」というナゾの健康食品にガーデニング用品に……(※コメント欄で勘違いをご指摘いただきました。ありがとうございます!)
……シニアの楽園の宣伝。いや、別に若者向けの広告しか認めんというつもりではないですし、中高年向けの広告ばかりというわけでもありません。しかし感覚的に言うと、中高年を対象にした内容のものが半数以上を占めているように感じます。最近若い人が海外に行かなくなった、と言われていますが、海外旅行(ツアー)の広告もよく目にするしね。ネットの広告費が雑誌を抜き、新聞広告を抜く日も近いと言われていますが、内訳を見れば既に「若者向け広告は断然ネット」という状況だと思います。
そして極めつけがこれ:
なんとCD10枚組!下ネタの落語を収めたセットの広告です。
男はニンマリ、女はウフフ・・・。この道の大御所、名人が、舌も滑らかに得意のネタでお腹のシモから笑わせる、お色け噺の傑作集。お店では買えない、買いにくい、エッチで小粋な噺ばかりのCD10枚組です。
えーと、別にエロがいけないっていうつもりも毛頭ないのですが、こういうのがデカデカと載るっていうのもどうなんですかね。しかも男性誌じゃなくて、新聞って家族全員が読むものでしょ?さらに朝日新聞って、「天声人語を読むと受験に有利云々」とか言ってない?
これが例外的な広告なら「なんだかなー」で済むのですが、以前「ブロンズ製(だったように思う)少女の裸婦像」の通信販売の広告が、これと同じぐらいデカデカと載せられているのを見たことがあります。「恥じらう乙女の表情を見事に表現」とかいう宣伝文句付きで。携帯電話フィルタリングや、児童ポルノ規制の話をするんだったら、こういうのも放っておけないんじゃないのーとか感じた次第です。
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