POLAR BEAR BLOG

ブログが今年の流行語大賞に

速報的に。以前、「ブログ」が今年の流行語大賞候補に選ばれていることをお伝えしましたが（関連記事：「ブログ」が今年の流行語大賞に？）、晴れて流行語に選ばれたとのこと：

2005年流行語大賞は「想定内」と「小泉劇場」～トップ10には「萌え～」（Internet Watch）

やはり想定内（外）は選ばれましたか。僕は「ブログ」が選ばれたことは、正直ちょっと意外でした。確かに「鬼嫁日記」や「生協の白石さん」などのヒットがあったものの、それほど爆発的な話題になったとは感じていなかったので・・・みなさんどんな感想なのでしょう。

ついに「ブログ付き挙式」が登場

結婚式は、一生に一度のハレの舞台。最高の一瞬を、いつまでも思い出に残しておきたい・・・ネット上に。それならブログはいかが？

高級ホテルで“ブログ付き挙式”を（ITmediaニュース）

ホテルの挙式プランにブログ構築サービスが。2万1000円（4カ月間）で、式の様子や結婚生活を紹介するブログを構築・公開できる。

「椿山荘」などを運営する藤田観光が、同社グループが運営するホテルの挙式プランにブログ構築サービスを追加したとのこと。結婚準備や披露宴の様子を4カ月間自由にアップできるそうです（4ヶ月経過した後も、DVDにコンテンツを保存することが可能）。また付属の掲示板により、式場スタッフとのやりとりをするようになっています。

ただ残念なのが、トラックバックは受け付けないとのこと。コメントは承認制ですが、いちおう付属しています。ブログのアクセスにはIDとパスワードが必要な仕組みになっているそうですから、コメントもトラックバックも一切フリーにしても良いと思うのですが。ブログのコミュニケーション力を重視していると言うよりは、CMSとしての使い方を重視したサービスなのかもしれません。

僕が結婚式を挙げたころ（X年前）はブログなどというものは無かったので、当然こんなサービスも存在しませんでしたが、僕が利用したかどうかと言われると微妙ですね・・・この2万1000円という料金の中には、ブログのデザイン料金も含まれているのでしょうか？もしテンプレートなどではなくて、自分達だけのデザインでサイトを構築してくれるならばお願いしても良いかなと思いますが、記事を読む限りはデザイン/記事投稿の支援まではしてくれそうにないですね。

しかし、期間限定・イベントブログというのは発展させても面白いアイデアでは？入学式ブログや遠足ブログ、学園祭ブログに卒業式ブログ。入社式ブログに出産ブログ、はては葬式ブログまで・・・それはいつの日か、ライフログという形で完結するのでしょうか？

ちなみに僕らの結婚式は、ビデオもホームページもなく、友人にフォトアルバムを作ってもらっただけ。それでも結構、思い出が詰まっています。

ブログ・SNSの利用者が急増

今朝の日経新聞朝刊から。ブログ・SNSの利用者がますます増加しているというニュース：

ブログ利用１年で倍増、ＳＮＳ６倍に・広告主協会調査（NIKKEI NET）

WEB記事では詳しい内容が掲載されていないので、紙面のデータを少し抜粋すると：

今年9月にCGNを利用・閲覧した人は2,950万人と前年同月比11%増加。ネット利用者全体の75%に達した。参加者が友人などを紹介し合ったりするSNSは31万人から190万人に増加。ブログは1,160万人から2,014万人に増加した。
SNSの月間閲覧数は今年9月には約8億と1年前の63倍、ブログは約12億と4倍に達した。一方、個人ホームページは約28億と8%減少。CGN内での利用頻度のシフトが浮き彫りになった。

とのこと。CGNは「消費者が情報を発信するサイト」の略とのことなので、"Consumer Generated Network"の略でしょうか？

面白いのは、この調査と同時にブログの書込みに関する調査も行われ、約100万のブログを調べた結果「書込みの72%が好意的内容だった」とのこと。しかし一度火がつけば、激しい批判が行われるのがBlogosphereだというのが、ソニーの事例に学ぶ教訓ということですね。

【お知らせ】第2回社内ブログ勉強会--改め社内ブログ/SNS研究会が開催されます。

お知らせです。10月22日に開催され、好評を博した「社内ブログ勉強会」の第2回が開催されます。今回から名前を「社内ブログ/SNS研究会」と改め、社内情報共有・コミュニケーションのあり方について広く考える場となることを目指しています。

社内ブログ、社内SNSにご興味のあるみなさま、またツールを提供するベンダーのみなさま。幅広い方々のご参加をお待ちしております。

詳しくは、以下ご参照下さい。
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＜ 第2回社内ブログ/SNS研究会 ＞

▼公式ブログ
intra BLOG/SNS Users Group

▼場所
東京都港区(汐留)

▼定員
　30名

▼開催日
　12/10(土)

▼時間
・勉強会　14：00-17：00
・懇親会　18:30-　

▼内容
１．ゲストスピーカーによる講演
２．参加者による事例紹介
３．グループディスカッション＆発表

▼参加費
無料

参加ご希望の方は、
[email protected]まで
氏名、ご所属、メールアドレス、懇親会の出欠をご連絡ください。
 
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またmixi、GREEでコミュニティを設置しています。アカウントをお持ちの方は、合わせてご参照下さい。

■ mixi 「社内ブログ」　URL: http://mixi.jp/view_community.pl?id=184034
■ GREE 「社内ブログ」　URL: http://gree.jp/?mode=community&act=view&community_id=7281

ちなみに第1回の模様は、主催者の丹野さんのブログにまとめられています：

第一回社内ブログ勉強会、議事録（ベンチャー企業ではたらく男のブログ）

一時的に、トラックバック/コメントを承認制にします。

お知らせです。一時的にですが、コメント/トラックバックを承認制にさせていただきます。すべてのコメント/トラックバックは承認されるまで、画面には表示されませんのでご了承下さい。

なぜか？というと、今朝から海外ポルノ系サイトからのスパムトラックバックがすごいのです。他の方のブログにも来ているそうなので、どっかの悪徳業者が一斉放出してるのかもしれませんね。悔しい。

Six ApartのConsumer Generated Compensation？

米Six Apartが、最近のTypePadパフォーマンス問題に対する弁償として、ユニークな方法を打ち出したようです：

Six Apart does their customers right - Signal vs. Noise (by 37signals)

最初見たとき、このスクリーンショットは本物なの？と思ったのですが、どうやら本物のようです：

Update on and compensation for TypePad performance (Everything TypePad)

昔、欽ちゃん（萩本欽一）が事後申告・自己申告制で映画料金を払うという仕組みを打ち出したことがありましたが、こちらは好きな弁償策を選べるというわけですか。さしずめConsumer Generated Mediaならぬ、Consumer Generated Compensationと言ったところでしょうか。

世界最高齢？ブロガー

以前から、高齢者にもブログが普及したら良いのにと書いてきましたが（関連記事：ライブドア、出会いを提供する若年層ポータル「チェリーブログ」--シニア向けも）、ちょうどアメリカの高齢者ブロガーについて扱っている記事がありました。

Blogging keeps seniors current� -- The Washington Times

何名か紹介されているのですが、この記事での最高齢ブロガーはなんと92歳！ちなみにその方のブログはこちら： Dad's Tomato Garden Journal。"Tomato Garden Journal"とあるように、記事の話題はトマト栽培が中心のようです。シーズンになると、多くの質問が寄せられるんだとか。

この話題、ブログの可能性を示しているようで、なんだか嬉しいですね。ブログは恋愛の話や、IT関係の話題を扱うためだけのメディアではないはずです（僕も人のこと言えませんが）。あらゆる年代の人が参加して、自分の持つ知識を交換するための場所として、ブログが発展していくことを願っています。

ところで、日本最高齢のブロガーは誰なのでしょうか？そろそろ読売か、朝日あたりでそんな記事が出てきそうだけど。

「ブログ」が今年の流行語大賞に？

現代用語の基礎知識が毎年発表している「新語・流行語大賞」ですが、今年の候補に「ブログ」が入っています。

現代用語の基礎知識選・2005ユーキャン新語・流行語大賞--候補語

発表された候補語は60。この48番目が「ブログ」で、以下のように説明されています：

ブログ
　 ウェブログ(Web-log)の略称。従前よりは格段に容易に、また低コスト（ときに無料）で、個人がウェブ上に日記や写真等を公開・更新できるため大人気。他のブログと連携するトラックバックなど機能も十分。
（引用元ページへのリンク）

うーん、微妙にイマイチな説明ですが、大賞に選ばれることを祈りましょう。ちなみに大賞・トップテンが発表されるのは12月1日とのこと。しかし大賞に選ばれたら、授賞式には誰が呼ばれるのでしょうか？

ブログ監視ツールはBlogosphereにとって悪なのか？

先日、IBMがBlogosphereを監視するツールを発表したという記事を書きましたが（参考記事：IBMがブログ監視ソフト発表）、それに対していくつか疑問が投げかけられているというニュースがありました：

Some skeptical of IBM's blog monitoring software | News.blog | CNET News.com

Blogosphereの反応をまとめると、以下のようになります。

• 社員のブログを監視するツールとなってしまわないか。それによって、自由な発言が阻害される恐れがある。
• 押さえ込みたい発言をしている記事、あるいはスパムトラックバックしたい記事を見つけるツールになってしまわないか。
• そもそも、大企業がユーザーの一喜一憂に付き合う気になるのか。

最後の「そもそもそんなツール使うの？」という疑問は別にして、確かに監視ツールの性能が上がれば、探しているブログをピンポイントで発見するツールになるかもしれません。悪意のある例えかもしれませんが、それは「Blogosphereにおける盗聴器」のような存在になって、ネガティブな発言をするブログはすべて匿名投稿になってしまうかもしれませんね。（筆跡鑑定のように「ブログ文体鑑定」のようなツールが生まれたら、「この匿名ブログの書き方は○○さん（社員）の特徴と一致する」なんてことになって、匿名ブログすら難しくなるかもしれませんが。）

Blogosphere分析ツールが、個人レベルでの監視を行えるようになるのは、まだまだ先の話かもしれません。しかし今でも、例えばBlogWatcherなどのツールを使って、ある製品に対するネガティブな書込みをしているブログ記事をピンポイントで見つけることができます。（下図はBlogWatcherで「Walkman」の評判分析を行ったもの。実際のページでは、グラフをクリックすることで個別記事までドリルダウンすることができます。）

以前、個人の人間関係を分析しようという学問（Socail Network Analysis, SNA）があることをご紹介しましたが（参考記事：ナレッジ・マネジメントのインフラとしてのSNS）、ブログやSNSなどにより、個人の意見や交流関係を電子的に把握することが可能になってきています。Blogosphereのマクロ的に俯瞰するツールは、マイクロ的な監視ツールとなる可能性があることを理解し、それがブログによる情報発信にどう影響を与えていくのかを考える必要があるのかもしれません。

携帯ムービーをブログに表示するサービス

ブログとマルチメディアの融合が話題になっていますが、携帯電話で撮影した動画を、ブログ上で簡単に公開するサービスが始まりました：

カヤック、携帯電話で撮影した動画をブログで公開できる「モビゾー」Internet Watch

利用するためには、無料のユーザー登録が必要です。登録すると、動画アップロード用の専用メールアドレスが発行されます。そのアドレスに対して動画を添付したメールを送信すると、送信した動画ファイルが個人ページ上に保管されるので、あとはブログに埋め込むスクリプトを発行させればOK。（自分のブログを登録し、直接ブログに添付することもできるようですが、FireFoxではちゃんと動作しませんでした。）

僕もサービスに登録して、早速こちらにスクリプトを貼ってみました：

ちゃんと表示されているでしょうか？手軽に動画を公開するツールとして、こんなのもアリですね。

残念ながら、無料で利用できるユーザー数には制限があるそうです。ご登録はお早めに。