ブログ書き始めてから初めてのオリンピック・イヤーということで、せっかくだから関連ネタをひとつ。New York Times がまたまた関連サービスを作成してくれました。オリンピックのスケジュールが簡単に分かるというもので、その名も"Olympics Tracker"です:
■ 2008 Beijing Olympics Event Schedule - Olympics Tracker -
アクセスすると、こんな画面が表示されると思います:
ご覧の通り、 縦軸が競技に、横軸がタイムラインになっていて、その競技が行われる日には青い四角が表示されるようになっているわけですね(ちなみに四角の下にさらに小さい四角が表示されている場合があると思いますが、これはその競技に関する New York Times の記事があるという意味で、当然クリックすることで記事の確認が可能)。青四角の中に書かれている数字は行われる試合の数で、メダルマークが表示されている場合は「メダルが決まる試合(決勝戦や3位決定戦など)がある」ことを示しています。またこの画面は最上部にある"Hours"というボタンをクリックすることで、タイムラインを日ではなく時間にして詳細化が可能。
さらにこの表は北京時間/ローカル時間(アクセスしたPCがある地域の時間)を切り替えることができます。左上の角に時計が表示されていると思いますが、この下にある"Local""Beijing"というボタンを押せばOK。選択した時間帯で表を再表示してくれます。ただ今回は日本との時差が1時間だけなので、日本から観戦する場合はあまり有り難みを感じませんが……。
また個々の試合には"Favorite"(お気に入り)を付けることが可能で、お気に入りとして登録した試合だけを表示させることができます。例えば以下は、男子サッカーの決勝をお気に入り登録するところ:
表示されているバルーンの中に、緑色の"Favorite"というボタンがあると思いますが、これをクリックすればOK。すると青い四角が緑色になり、視覚的に見逃せない試合があることが分かるようになるのですが、さらに画面最上部にある"My Favorite Events"ボタンを押すと……
ご覧の通り、お気に入り登録した試合だけが表示されます。
さらにさらに、当然ですが検索機能も付いています。画面右上にあるボックスにキーワードを入れ、"Search"を押せばOK。試しに"Japan"で検索してみると……
「日本代表チーム」が関係する試合が全て表示されました。流石に「日本人の選手が出る試合」とまではいかないのですが、 オリンピックといってもサッカーや野球ぐらいにしか興味がない僕のような人間(すみません)にとってはこれで十分。ちなみに上のスクリーンショットで分かると思いますが、検索結果には New York Times の関連記事も含まれています。既に行われた試合で解説記事がある場合は、一覧画面からだけでなく、このように検索画面からも確認できるわけですね。ちなみに終わった試合に関しては"Results"というボタンから結果を伝えるページにジャンプすることができるので、論理的には全ての試合に関連記事(ページ)があることになります。
ということで、ここまでで分かる通り、このサービスはあくまでも New York Times の記事を読んでもらおうというのが意図なわけですね。もちろんそれは悪いことではなくて、同時に読者の便宜を図ってくれているのですから、正しいやり方だと思います。失礼ながら名前を忘れてしまいましたが、以前どなたかが「同じような情報が無数のサイトで読める時代に、自サイトに来てもらうには、情報の中身ではなく見せ方に配慮することが必要だ」というような意味のことを書かれていました。その意味で、Olympics Tracker は New York Times にとって全く正しい一手だと思います。
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