最近はてな界隈を騒がせているネタに、ひっそり参戦してみたり。
■ 憂鬱だ (はてな匿名ダイヤリー)/この記事へのブクマコメント
■ 増田さんへ。私は久しぶりに激怒しました。(iGirl)/この記事へのブクマコメント
発端となった記事は、「結婚を許してもらおうと彼女の両親と会ったんだけれど、自分の年収が260万円だと告げると大笑いされ、『娘とは釣り合わない』と言われた」という内容。「大笑いされた」という部分は論外なのでさておき、「増田(※匿名ダイヤリーの作者は文字通り匿名なので、『増田』という仮称で呼ばれます)の行動は是か非か」という議論が続いています。
個人的な感想を書かせてもらうと、賛成・反対どちらの反応も理解できます。彼女の両親に挨拶しに行くっていうのは、他に比べようがない特異な経験だし、緊張のあまり失礼なことをしてしまっても許してあげて良いのでは。お酒を飲んでしまったことも、割り勘を期待してたことも、僕が本人だとしたら「うるせー、ならお前らは完璧に振る舞えるのかよ」と叫びたくなると思います。それから年収だって、別に「働くのがキライなのでテキトーにやってます」というわけじゃないし(若くて地方に住んでるなら260万円でも驚くことはないでしょう)、愛があるならいーじゃん!という話なんじゃないかなぁと。
ただ、何とか結婚できて、娘も生まれた今の自分に言わせると。「結婚考えてるんだろ?ならしっかりしなよ」という感想になります。もし自分の娘が増田みたいな男と付き合っていて、初対面の席に酒臭い息で現れたら、やんわりとでも別れるように言うはず。こう書くと「婚約する本人の問題だ」「親に挨拶しになんて行かなくていい」みたいな反応が出てきそうですが、結婚というイベントのインパクトは、本人たちの間で収まるものではありません。少なくとも明治時代に身分を超えて結婚しようとしてるわけじゃなし、最初から駆け落ち狙いでどうすんだ、と。
しかしこんな説教臭いセリフ、5~6年前の自分だったら書けなかったはずです。結婚して子供が生まれるってタイミングで、年収が下がる会社にあっさり転職してしまったような男ですから。しかも仕事で家にほとんど帰らず、お前こそ何やってんだって話ですが、それくらい結婚や出産の悩みというのは「結婚しているかいないか」「子供がいるかいないか」で意見が変わる問題なんだと思います。いま「駆け落ちしろ!」的なコメントを残している人でも、自分に娘が生まれたら、絶対にそんなことは書けなくなるはず。
恐らく「はてな」ユーザーの多くは20代~30代で、まさに結婚や出産というイベントに直面している人々だと思います。だからこそこういった話に大きく反応し、しかも賛否が二分されるという状況が生まれるのでしょう。それは当然の話で、逆に「○○が悪い!」という一方的な展開になっていないのは、非常に健全な状況ではないでしょうか。見ず知らず人の、しかもネタかもしれない悩みに対して、両サイドから本気で意見してくれる人がいるというのは普通にすごいことだと思います。しかもこんな調査までしてくれる方が出てくるし:
■ 年収200万円台で結婚するという現実 (今日の個人的なブレイク&おもしろ)
というわけで、結婚・出産の悩みは「はてな」界隈に投げ込んでみるというのが良いかと。ただ僕は反論・罵倒されると凹むタイプなので、過去にはてながあっても利用していなかったと思いますが……。
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