昨日から日経新聞で「サイズが映す」という特集が始まっているのですが、今日は「小さな茶碗」という話題でした:
■ サイズが映す(2) 茶わん、女性の手にすっぽり(日本経済新聞 2006年8月10日朝刊 11面)
いま「姫碗(ひめわん)」という茶碗が女性に人気なんだとか。これは普通に比べ二回りほど小さく、女性の手にすっぽり収まるサイズの茶碗で、二口か三口ほどのご飯をよそうといっぱいになってしまうそうです。なぜそんな茶碗が好評なのかと言えば、理由はもちろんダイエット。お米は食べたいけど食べ過ぎたくない、けど普通の茶碗だと盛りすぎてしまうことがあるし、大きい茶碗に少なく盛ると貧相に見えてしまう・・・という時に登場するのが、この「姫碗」というわけです。
このアイデア、仮に「ご飯=情報」と例えると、情報の過剰摂取を防ぐことにも応用できるかも知れませんね。以前から「ついついRSSリーダーに膨大なフィードを登録してしまい、流入してくる新着記事をフォローできなくなってしまう」という問題についてエントリしていますが、例えば「登録できるフィード数や記事の保存件数がごくわずかしかないRSSリーダー(姫リーダー?)」なんてあれば、そのような事態が防げるのでは。登録フィード件数に制限があれば、それだけ「本当にチェックしたい有益なブログ」がどれか真剣に考えるようになるでしょうし、記事の件数が限られていれば、短い間隔で定期的にチェックする習慣が付くでしょう。デジタルデータは無尽蔵に取得・保存できることが大きなメリットなわけですが、逆にそれを打ち消すことで、別のメリットが手に入るかもしれません。
「茶わんいっぱいに盛れば食べ終えたときの満足度は大きい」。日経新聞の記事はこんなコメントで締められています。「容量制限があるRSSリーダー」の場合にも、容量いっぱいにたまった情報を読み終えることで、「今日は情報をたっぷり収集したな」という満足度が得られる効果も期待できるかもしれませんね(たとえそれがごくわずかな情報だったとしても・・・)。
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