今日の日経MJに、面白い製品が紹介されていました:
特許あります--床敷きディスプレー 足元まで広告スペースに(日経流通新聞2006年1月16日、第16面)
「何のことはない」と言われてしまうかもしれませんが、読んで字の如し、広告表示用の床敷きディスプレー(インテリマット)のニュース。英語ですが、写真が掲載された記事がありましたので、リンクしておきます:
Innovative Digital Display Mat creates New Advertising Medium (gizmag)
言っては何ですが、この程度でも特許って取れるんですね。薄型ではないにせよ、床にディスプレイを埋めて広告を表示するぐらい、既に誰かやってそうですが。ただワイヤレス機能が搭載されていたり、ショッピングカートが通っても割れないくらいの強度だったりと、床敷きにするための工夫は施されているようです。
しかし根本的な問題は、こんなところにある広告が見られるのか?という点です。この写真やこの写真のように、遠くから見れば視線は下がるかもしれませんが、画像がちゃんと見える位置(つまり真上付近)に来てしまったら、誰も広告のために下など見ないのではないでしょうか。しかし、
“Marketers are trying to gain a competitive advantage by reaching consumers where the purchase decision is actually made. According to leading industry experts, 75 percent of consumers make their final decision in the store,” said Jim Currie, president and CEO.
というのがインテリマットCEOの弁。これが正しいなら、「広告は購入直前にこそあるべき」という発想転換が必要のようです。実際、既に多くの企業から引合いが来ているようですし。
少なくともこの製品、あらゆるスペースを広告のために使いたいと思っている人々(Web 2.0?)にとっては、大注目なのかもしれません。
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