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（これはエビ違い。）
エビちゃんが流行ってます。言われるまでもなく流行っているのですが、ご存じない方のために公式サイトのリンクを貼っておくと：
EBIHARA YURI **Official Website**
雑誌『CanCam』の専属モデルで、「エビちゃん」の愛称で呼ばれる蛯原友里さん。と蛇足気味な説明をしたところで、本題に移ります。
「エビちゃん検索エンジン」とは何か？それはエビちゃんテイストなアイテムだけを検索することができる検索エンジンです。「コート」と入力すれば、エビちゃんがモデルとなっているコートの記事が検索され、「コスメ」と入力すれば本人が愛用・推奨している化粧品が検索される・・・そんなエンジン。さらに高度AI搭載で、エビちゃんテイストに近いアイテムを自動認識し、「関連ページ」としてエビランク（Googleで言うところのページランク）と共に表示してくれるというサービスです。
いや、既存の検索エンジンは「中立性」に重点を置いているものが多いですから、その半面でこれくらいバイアス掛かったエンジンがあっても良いのではと。最近ソーシャル検索エンジンというか、検索結果を皆で、あるいは一定のグループ内で共有できるサービスが生まれてきていますが、「オピニオン・リーダー」あるいは「ファッション・リーダー」と呼ばれる個人だけの嗜好を反映した検索エンジンもありなのではないでしょうか。
女性誌を見ていると、「○○ちゃんのファッションを学べ！」とか「○○ちゃんのバッグの中身は？」という企画がよく出てくることはご存知の方も多いでしょう。無数の商品/情報が溢れる中で、ある「リーダー（ファッションリーダー、オピニオンリーダーetc.）」の選択を受け入れるというのは、男女問わない現象です。であれば、情報を取捨選択するためのツールである検索エンジンにおいても、ある個人の嗜好を色濃く反映したものがあっても良いと思うのですが。
ちなみに女性誌に詳しいかたは、「○○ちゃんに学べ」という記事の一方で「みんなの買ったのは」「街の意見は」といった記事が多いこともご存知でしょう。みんなと同じでいれば安心、という心理の反映です。であれば、「エビちゃん検索エンジン」と共に「平均点検索エンジン（WEB上の意見を数値化・グラフ化して表示）」もアリのような気がするのですが、どうでしょうか？
「エビちゃん検索」にせよ「平均点検索」にせよ、表示された結果は「世間一般から好意的に評価されているもの」であることが保証されます。一般的な検索エンジンを使い、その検索結果に表示された無数の選択肢を精査する時間を考えれば、「（明示された）バイアス付き検索エンジン」の方が好まれるような気がしています。
何とかウィルスを撃退し、今日から仕事復帰してます。休んでいる間にいろいろとニュースがあったり、楽しみにしていたイベントに参加できなかったり、体調を崩した以上に精神的なダメージをくらってます。
ま、過去を見ても仕方ないので面白いニュースをと思っていたら、こんなのがありました：
ブログサービス「ブログ人」、地図にトラックバックを打てる「ブログ人マップβ」開始（CNET Japan）
タイトル通り、地図上のある地点にトラックバックが打てるサービス「ブログ人マップβ」の紹介記事です。百聞は一見にしかず、我社が入居しているビルにトラックバックしてみると、こんな感じになります（クリックで拡大）：
このように、トラックバックが打たれている地点には人間のマークが表示され、右サイドバーにその概要が表示されます。ちなみに上記地図へのリンクはこちら：http://blog.ocn.ne.jp/blogzinemap/?x=139.73932385&y=35.66424365&z=0
地図とブログを連携しようという試みはこれまでもありましたし、地図関連情報（地域情報）を集めて地図更新の情報源にしようという試みもありましたが（関連記事：Map 2.0）、トラックバックだけでブログと地図上の一地点を結ぶというのは面白いですね。「地図側に独自のシステムを準備して、ユーザーからの情報提供を待つ」という仕組みと違い、ユーザーは日頃から使っているブログに情報を書き込めば良いわけですから、より情報が集まり易い仕組みなのではと思います。
「トラックバック」という仕組みはなかなか理解されにくいのですが、ブログなどを通じて普及していけば、今回のようにブログ外でもトラックバックが導入される例が増えてくるのではないでしょうか。既に検索結果にトラックバックするという仕組みは実現されていますし（関連記事：検索キーワードにトラックバックする、という発想）、例えば東京ディズニーリゾートの各施設にトラックバックできるサイトが生まれたり、クラシック音楽の一曲一曲にトラックバックが打てるサイトができたり・・・などと様々な可能性が考えられると思います。
ちょうどこのシロクマのように、相変わらず病に臥しております。というわけで耳に入るニュースと言えば、ライブドアショックか耐震強度偽装問題ぐらい。そんなわけで、今日も時事問題ではないエントリです。
tech.memeorandumを見ていたら、たまたまこんな記事を見つけました：
Where can you find good images? (Presentation Zen)
その名の通り、ビジネスにおけるプレゼンテーションについて扱っているブログです（確か以前、スティーブ・ジョブスのプレゼンについて解説した記事もあったはず）。そこで、ブログなどで使える無料/安価素材画像を提供するサイトの中で、お薦めのものをまとめてくれています。蛇足ですが、サイトのリストだけ抜粋すると：
安価：
無料：
以上のサイトが紹介されています。ちなみにこの記事のトップにあるシロクマの画像は、Morgue Fileの中から拾ってきました。
ブログはもともとテキストのためのメディアなわけですが、最近は画像や音声、動画までも添付が可能になり、テキストだけの記事だと地味な印象になってしまいます。画像があるかないかで記事への注目度はずいぶん違ってくるものですから、ブロガーがますます増加していけば、ちょっとした画像が手軽に入手できるサイトというのはもっと注目されるようになるのではないでしょうか。
Presentation Zenにも紹介されているBarclaeyサイトのリストには、上記以上に70近いサイトが紹介されています。となると、「安価/無料画像を網羅検索できるメタ検索サービス」なんてのも生まれてくるのでしょうか。小額決済の仕組みを既に持っているという点では、Amazonなどがこの分野に参入しやすい気もします。
また既存の写真をどんなに探しても、自分の要件に100%一致するものを見つけるというのは難しいでしょう。であれば、QAサイトのように「こんなイメージの画像を求む」と投稿すると、それに対するイメージを持っている人が、有料/無料で画像提供するなんてサービスも考えられます（既存のシステムを利用して、同様の行為が既に行われているかもしれませんが）。
マルチメディアファイルを検索しやすくするために、各社検索技術を向上させる取り組みに力を入れています。しかし今後、検索対象の母数が肥大化する可能性を考えると、「こんなものが欲しい」というニーズに合わせて、作り手の側からPUSH型でファイルが提供されるという可能性も高いと思います。
久しぶりにMicro Persuation経由で知ったサービス。求人情報検索サービスのindeedが、入力されたキーワードに対して、その単語を含む求人情報数の推移をグラフで表示するというサービスを始めました：
The State of the Social Media Job Market (Micro Persuasion)
単純明快なサービスなので、説明不要でしょう。記事ではブログ系のポジションを検索していたので、例えば「AJAX」と入力して検索すると（クリックで拡大）：
こんなグラフが表示されます（実際の検索結果へはこちら：indeed on "AJAX"）。Web 2.0の流行により、AJAX関連の仕事が去年夏以降に急上昇していることが見てとれますね。
このサービス、ここから個別の求人案件にジャンプできるわけではないので、本当に「探しているポジションの数の傾向」しか分かりません。例えばこれに、給料提示額の平均までグラフ化してくれたらもっと実用的になるのですが。「ABAPプログラマは相変わらず引合いが多いけど、給料提示額は減少傾向だ。いま以上の条件を探すのは難しいかな」とか、「CRMコンサルタントは引合いが急上昇しているけど、給料提示額は微増だ。もっと売り手市場になるまで転職は待った方がいいな」といった判断に使えることになるでしょう。
これを他の分野に応用して、例えばEコマースサイトでの家電製品の動向を掴むサービスなんて可能かもしれませんね。"iPod nano"と入力して検索すると、最初は品薄を反映して数量のグラフが平坦だったのが、次第に上昇してきて、それとともに価格も下落していった・・・なんて傾向が読み取れるグラフが表示されたりして。
これまで多くの分野では、「木（個別のデータ）」がそこにあるのに、「森」は見えないという状態でした。検索エンジンの技術が向上し、一般的なものになれば、様々な分野で「森を見る」という行動が可能になるのかもしれません。
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