例によって週末は軽いネタで。っていうか最近軽くしか書いていないような気が・・・。
画像共有サイトと言えば、Flickr を始めとして様々なサービスが登場しており、市場は飽和状態になりつつあります。そこで単に画像を共有するだけでなく、こんな「ひねり」を加えたサービスが登場したとのこと:
■ Fotograb wants you to compete for photos (Postbubble)
紹介されているのは fotograb というサイト。好き勝手に画像をアップしてよいわけではなく、ある「お題」に対して回答する、という形式を取っています。例えばこんな感じ:
"Scary Movie" (ホラー映画)
次の8つのテーマについて写真を投稿して下さい:
- ホラー映画で最も恐い怪物
- ホラー映画で最も恐い人物
- 好きなホラー映画のDVD(表紙)
- 1億ドル以上の興行成績を収めたホラー映画のDVD(表紙)
- 2005年に制作されたホラー映画のDVD(表紙)
- ホラー映画の登場人物で、「この人に守って欲しい」と思う人
- 恐ろしい状況に陥ったときに、「この人だと安心できない」という人
- ホラー映画の怪物に対して使いたい武器
■ 賞品: 好きなホラー映画のDVD
■ 受付期間: 8月21日~9月15日
と、その他細かいルールが出題者によって定められています。これに対し、ユーザーが写真を投稿していくわけです。「賞品」という項目があることからも分かる通り、出題は一種のコンテスト形式になっていて、最終的に勝者を決定・賞品(CDやDVD、20ドル分の iTunes Gift Card など様々)が贈られるという仕組み。ちなみに投稿された写真に対しては、他のユーザーがコメントを登録することもできます。
上の例では「ホラー映画」がお題でしたが、その他にも「セレブ観察(賞品は100ドル分の Amazon Gift Card!)」「観光旅行」「フィッシング」など様々なお題が出されています。写真をアップロードするだけという簡単さですし、ちょっと参加してみようかな、という気にさせられるサイトです。賞品も仰々しくない、けど貰ったら嬉しいというところを上手くついていますね。
WEB2.0 には「参加」という要素が含まれているわけですが、単にシステム的な仕組みだけ用意して終わりにするのではなく、こんな風に「心理的に参加を促す仕組み」が考えられていても良いですよね。ちなみに出題者側として参加することも可能ですので、面白いお題を考えて反応を待つという楽しみ方もできます。お題は「誰でも参加可能」「友人だけ参加可能」のどちらかを選ぶことができるので、例えばブレインストーミングの一環として「巷で流行しているもの8つ」をプロジェクトメンバーに課す、といった「アイデア発想術」的な使い方もできるのではないでしょうか(まぁこのシステムを使わなくても、メールや Wiki 等で代替できてしまいますが・・・)。
と、コンテストへの参加を前提に話をしてしまいましたが、各コンテストに対するユーザーの反応を見ているだけでもけっこう面白いです。実はマーケティングや商品企画系のコンサルティングをしている会社が、無数のアイデアをWEB2.0的に集める目的で作ったサイトなのでは・・・と勘繰るのは穿ちすぎですね。
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